石油情勢と化学工業のトピックス
講演会(2008年2月)報告
日 時:2008年2月8日(金)18:30~21:00
場 所:大阪科学技術センタービル601号室
講 師:三木 茂男 技術士 (化学部門)
石油情勢と化学工業のトピックス
講師は、化学会社に勤務しており、研究開発部門をへて現在は生産技術関連の仕事に従事している。
講演では、まず、石油情勢に触れ、原油高騰の背景と今後の見通しが述べられた。エネルギー資源を評価する場合、エネルギープロフィット比(EPR)が重要となるとのことである。
次に、石油精製と石油化学工業の概要について説明された。石油化学の主力製品であるオレフィン類と芳香族炭化水素に関して、誘導体と用途について述べられた。
化学メーカーの最近の動向について、スペシャリティーケミカルへのシフトが紹介された。
化学工業の最近のトピックスとして、バイオ燃料、植物由来の高分子等について説明された。
Q&Aでは、石炭から石油を得ることについて、エネルギー枯渇に対する自動車メーカーの対応等が議論された。