ゴルフ上達考と力学的解析
講演会(2006年8月)報告
日 時:2006年8月11日(金) 18:30~21:00
場 所:大阪科学技術センタービル601号室
講 師:岡 尚平 技術士(建設部門)
ゴルフ上達考と力学的解析
講師は、大阪府に勤務され、橋梁建設と補修・幹線道路建設・河川改修・都市計画・軌道監理・モノレールの建設と営業等に参画された。その後私鉄関連会社を経て、現在は建設会社等の技術顧問をされている。
本講演は、30年以上のゴルフ歴をベースに、力学面からゴルフにアプローチされたものである。
はじめに、グロスの統計分布と層別課題の抽出を示された。プロクラスはパットに、アマチュアではアプローチに課題があることを示された。
ベストスコアを目指すための戦略としては、コース距離により打ち方を変えることが重要である。
ゴルフボールについて、形態の変遷と、飛び方の流体力学的解析を示された。
クラブに関して、ウッドとアイアンの構造および機能の違い、打撃時のクラブとボールとの相互作用(弾性力と反発力)の力学的解析結果を説明された。
また、パターヘッドの形態とその機能についても言及された。
打撃フォームの解析によれば、回転軸のぶれを少なくし打撃時のヘッドスピードを管理することが大切である。そのために打撃法を5種類に分けて、それぞれに著名な物理学者名を付して力学的な人体運動を勧めている。
Q&Aでは、ウッドシャフトの特性、ゴルフの歴史、ボールの変遷、スライスとフックでの飛距離の差等が議論された。