懇親・交流会と松島海岸
環境研究会 東北研修旅行 参加者報告
日 時:平成24年3月20~21日
場 所:宮城県
懇親・交流会と松島海岸
山本泰三 技術士(環境、総合技術監理部門)
今回の研修旅行は、大地震の後1年を経過しないと受け手の側にご迷惑、ご負担がかかるのではと思い、日程を3月20日~21日に決めた。研修先をはじめ関係の皆様には心のこもったご対応をしていただき感謝に耐えません。
懇親会は、沿岸部では津波の被害が最も少なかった松島の高台にあるホテルで開催。石巻方面から湾岸部沿いに仙台、福島県まで通じている三陸自動車道はラッシュの時間帯に会い、予定より30分程度の遅れで到着。早速、眺めのよいホテルのレストランの一角で懇親会を開催した。
技術士会東北本部とは、2009年に仙台で技術士の全国大会で交流があった。今回は近畿本部の福岡本部長、石塚氏を通じて受入と現地研修の準備をお願いした。東北本部では快くお引き受けくださり、初日の研修は完璧に進めることができた。懇親会には石巻市に同行してくださった吉川謙造本部長と、女川町には同町の復興計画を担当されており現地をご案内くださった岩淵善弘技術士がご出席くださった。残念であったが石巻など現地でお世話してくださった斉藤氏、中里氏には、ご参加いただけなかった。仙石線が海岸沿いを走っているため、地震での地盤沈下により、復旧には路盤のかさ上げが必要で、開通の目処が立たず、帰りの足が確保できないためである。
懇親会は4人ずつが、豊富な種類の海鮮と肉類の組み合わせによる鍋を囲んで盛り上がった。東北本部からは300年も続く宮城県の銘酒「浦霞」などを差し入れてくださり、ますます気持ちよくなり、話が弾んだ。
食事は飲み放題で契約していたため、レストランの責任者も機嫌がよかった。とにかく気持ちよく飲み、しゃべり、酔い心地も抜群、ゴージャスなひと時であった。
今回の計画には東北本部の幹部が建設部門の技術士で、被災地の復旧作業に直接関わっておられること、東北電力さんとも懇意にされていることもあり、充実したものになった。当初からお世話してくださった橋本正志総務委員長が、過労・心労で入院されたが、速やかなご快癒をお祈り申し上げます。
(追記)
松島町は日本三景の一つ、景勝地として有名であり、一方で津波被害が少なかった。
翌朝、松島海岸を散歩して海浜公園が被害の姿を残していないことが確認できた。
懇親会で 吉川東北本部長のご挨拶
ホテルから見た夜明けの松島湾 松島湾
朝の松島
防波堤付近に津波の痕跡が残っているが、海沿いの公園、道路、住宅に被害は見受けられない