プレゼンテーションプレイヤーの紹介
著者: 和田 克利、綾木 光弘 講演者: 船山 功力、久保 麻依 / 講演日: 2012年05月29日 / カテゴリ: 講演会 / 更新日時: 2013年03月03日
【環境研究会 5月度報告会(近畿本部と共催)】
日 時 : 平成24年5月29日(火) 18:00~20:30
場 所 : アーバネックス備後町ビル3階ホール
講演1 プレゼンテーションプレイヤーの紹介
発表者 : 近畿大学 電子商取引研究室 船山 功力、久保 麻依
○ プレゼンテーションプレイヤーが取り組む課題講演会の記録などのプレゼンテーションを配信したい場合、既存の動画サービスでは、講演者の動画は可能だが、その時のスライドを見ることが出来ない。
そこでプレゼンテーションプレイヤーでは、講演者の動画データとスライドのデータをサーバ上に置いて同時にタイミング良く配信することで、動画とスライドを同時に閲覧することを可能にしている。
○ プレゼンテーションプレイヤーによる配信の流れは、次の三段階を経て行う。
1) 講演の模様を動画で撮影
2) その動画を編集
3) サーバに登録
第一段階では
パソコンを用意し、パソコンに搭載されているカメラで講演者の動画を撮影しながら専用ソフトウェアを使ってスライドの切り替えのタイミングの情報を記録していく。
第二段階の編集では
タイミングの微調整やスライドの名称などの情報を追加していく。
第三段階の登録では
動画とスライド及びスライドの切り替えタイミングのデータを登録することで、講演とスライドを同時に閲覧できるようになる。
現在、公開中のプレゼンテーションは6つ、取材済みは40以上あり、今後随時公開していく。
○ 動画閲覧の実演
スライドの拡大縮小も可能。スライドを選択するとその時の動画と同時に再生が始まる。
○ 今後の展開
ボタン等インターフェースの改良。
閲覧した動画や閲覧時間などのデータを元に個人の嗜好に合ったを他の動画を推薦する仕組みを作るタブレット、スマートフォンでも閲覧可能にするよう機能を拡張する。
取材を専用PCではなくどのPCでもできるようにする。
○ 質疑応答
Q 技術士会でも使おうといったとき、他のサービスとの違いは?
A スライドで見せる動画は容量が100MB/10分となる。プレゼンプレイヤーでは10MB/10分ぐらいにおさまる。また、プレゼンテーションプレイヤーには手間をかけずに情報共有を図るという目的もある。
元々講演内容をテキストにして共有する試みがあったが、これには相当のマンパワーが必要となるため、できるだけ手間をかけずに発信することができ、大学の授業でも出席できなかった学生向けの教材としても活用している。
作成 和田克利、綾木光弘