EA21の認証・登録のお手伝いをします
◆エコアクション21(EA21)とは、
環境省が制定し、日本全国で推し進めている中小企業向け「環境経営システム・環境活動レポートガイドライン」(2004年版)」からなる環境マネジメントシステムのことです。
◆環境経営システムとは、
中小企業の事業者の皆様が、事業活動に伴う環境負荷(資源・エネルギー使用、廃棄物の排出等)を減らすとともに、環境に配慮した製品やサービスの提供を行いより良い環境を築くために、
- 自主的に環境への取り組み方針と目標を定め(PLAN)
- その目標を達成するために実施体制、教育・訓練、運用手順などを定め、着実に実施し(DO)
- システムの運用状況や目標の達成状況を確認・評価し、改善を行い(CHECK)
- 定期的に全体の評価と見直しをして(ACTION)
「PDCA」を廻して、継続的改善に繋げて行く環境マネジメントシステムです。
◆環境活動レポートとは、
EA21では、「環境活動レポート」を取りまとめ、公表することが義務付けられています。
◆EA21の運営は、
環境省が策定し、㈶ 地球環境戦略研究機関 持続性センタ-(IGES)が、EA21中央事務局として実施しています。各都道府県にある地域事務局が、認証・登録等の受付、判定委員会の開催等を行っています。
◆EA21の特徴は、
- 中小企業でもISO14001と比べて費用や手間を掛けずに取組めます。
- 必要な環境への取組(二酸化炭素排出量、廃棄物排出量、総排水量)を規定しています。
◆ISO14001とEA21との違いは、
(07年3月末現在) |
EA21 |
ISO14001 |
規格 |
環境省 (全国版) |
国際標準化機構 (国際規格) |
運営 |
IGES |
JAB |
認証・登録件数 |
約2000 |
― |
認証・取得期間 |
約7ヶ月 |
約12ヶ月 |
費用 |
安い(約1/5) |
高い |
情報公開 |
環境活動レポート |
規定なし |
認知度 |
低い |
高い |
主な要求項目 |
環境負荷削減 |
システムの構築 |
2007年11月現在
◆EA21に取組むメリットは、
- 認証・取得すると、企業のイメージアップになり、社会の信頼を得ることが出来、ロゴマークの使用が出来ます。
- まだ知名度は低いが、地方自治体や大手企業のグリーン調達にEA21の認証・登録を採用しているところが、増えています。
- 省エネなどでコスト削減が出来ます。
- 環境経営システムを構築することにより、従業員の末端までPDCAを廻すことが出来、職場の活性化になります。
- 低金利で融資する金融機関が増えています。
文責 TOMIT@環境コンサルタント富田 康弘