最近の労働安全衛生管理の動向について

著者: 三木茂男 講演者: 山田 豊治  /  講演日: 2008年03月14日 /  カテゴリ: 講演会  /  更新日時: 2011年03月16日

講演会2008年3月)報告 

日 時:2008年3月14日(金)18:3021:00
場 所:大阪科学技術センタービル601号室
講 師:山田 豊治 技術士 (衛生工学部門)

 

最近の労働安全衛生管理の動向について 

講師は、大手繊維メーカーにて研究開発、工場建設、工場運営等に携わられた。現在は、主に労働安全衛生関連の業務に従事されている。 

講演では、まず、統計から見た労働災害の発生状況について詳しく述べられた。全体として横ばいで、しかも重大災害は多くなっている。次に、業務上の疾病について説明され、負傷が多いこと、腰痛が課題となっていることを指摘された。
じん肺、石綿被害が深刻な問題となっており、さらに、酸欠等の急性中毒も後を絶たない。  

労働災害防止の手法、労働安全衛生マネジメントシステムの概要、危険性または有害性等の調査等に関する指針及び機械の包括的な安全基準に関する指針等のリスクアセスメント、総合的な安全衛生管理、健康保持増進措置について詳細に説明された。

自殺の多さから、メンタルヘルスの重要性と過重労働による健康障害防止対策について述べられた。また、メタボリックシンドロームに関連した健康診断内容の変更について話された。  

Q&Aでは、船舶の衝突での災害、マネジメントシステムについてISO18000との関連等について議論された。


著者プロフィール 著者
> 
主な経歴
> 
資格
> 
その他
>