環境コンサルタントのつぶやき 3.クリーン開発メカニズム(CDM)
- 1.日本の一次エネルギー消費
- 2.京都議定書削減実行期間始まる
- 3.クリーン開発メカニズム(CDM)
- 4.21世紀環境立国戦略とエコアクション21
- 5.南極地域の環境の保護に関する法律
3.クリーン開発メカニズム(CDM)
京都議定書の中に「京都メカニズム」が定められている。その一つに先進国と途上国が共同で事業を実施し、地球温暖化ガスの削減分を投資国(先進国)が自国の目標達成に利用できる制度があり、クリーン開発メカニズム(CDM)と称する。
結果としては、先進国の総排出枠の量が増大するため、厳格な審査が必要となる。世界20ヵ国代表による国連CDM理事会が権限を握っているとのこと。
2007年12月現在、日本政府承認済みプロジェクトは、254件で、このうち121件が国連CDM理事会の承認済みとのこと。
環境省によるとこれで約1億トン‐CO2/年の排出削減量予測をしている。
新聞では、昨年十月国連CDM理事会から日本政府がCDMとして認めたプロジェクトを効果が不十分として、却下されたとのこと。
排出量取引制度などを含めて、「環境問題が政争の具にならなければ良いが!」
【(CDM)日本政府のホスト国別排出削減量の割合予測(約1億トンCO2/年)】
文責 TOMITA@環境コンサルタント 富田 康弘