コンサル業務と収入と 2.ホームページの制作と活用

著者: 山本 泰三  /  講演者: カテゴリ: その他  /  更新日時: 2008年11月04日

①ホームページの活用

 独立して関係先に挨拶に行ったとき、「いよいよスタートですね。これにホームページを作れば体制が整いますね」とアドバイスを受けました。

 ホームページを身近なものとして考え出したとき、稲田技術士の息子さんがデザイン、企画の専門学校に行っており、ホームページの作成を支援してくださることになりました。

②コンセプト作りが大切

 今は、ホームページを作るための簡単なソフトが多くあるので、作ること自体は簡単なようです。

技術士仲間でもホームページ作りの勉強会をしましたが、実際に作るところまでは行きません。

 大切なのは何をどのように伝えるか、伝えたいかです。私の場合は独立時に「エコ・サポート」という会社を作ったので、「エコ・サポート通信」というホームページにしました。そして、世の中の動きや、講演、健康、趣味、旅行など、自分の関心のある分野を読みやすい記事にすることにしました。

 最近は第6号以降、3年近く更新していませんが、アクセス件数が1万件を超えており、大変ありがたいことです。もっと気楽に更新しなくてはと思いつつ、日をすごしているところです。

③追い詰められると何とかなる

 「エコ・サポート通信」の第1号を発刊した後、手伝ってくださった稲田さんの息子さんが東京に就職されたので、ホームページビルダーというソフトを購入して、見よう見まねで、ほとんど自力で第2号を発刊しました。その後、息子がサポートしてくれていますが、時間の調整がうまく行かず、原稿を書き溜めてはいますが、更新が進まない現状です。

④集合知を生かした新しい情報ツール作り(その1)

 石橋技術士のご紹介で、近畿大学情報工学科の森山真光准教授のご講演を技術士会でお願いした。

「グローバル化とネット社会の現状と将来展望」というテーマで、ICT(情報通信技術)の進展の中で、ビジネス環境も大きく変わっている現状を教えていただいた。

 その後、森山先生から「集合知」を生かす仕組みづくりに取組まないかというご提案を受け、技術士でなく、まず、環境省が作った環境マネジメントシステム「エコアクション21(EA21)」を中心において、審査人の集合知をインターネットで発信する作業を進めることになった。

 森山先生は大学で教える一方で、中国との間での電子商取引に関するビジネスシステムの構築というベンチャービジネスを進めていらっしゃる、新進気鋭のビジネスマンです。

●なぜ、EA21か

EA21は環境問題の重要性から、企業がマネジメントシステムを構築し、経営の中に生かすためのツールです。国際規格としてISO9001品質マネジメントシステム、ISO14001環境マネジメントシステムが、それぞれ、わが国では4万件、2万件普及しています。前者は、製品の品質レベルを上げるための取組みであり、製品、サービスの質を向上し、顧客満足を獲得するためのツールです。後者は環境マネジメントシステムを作ってリスク対策、ロス対策を進めますが、中小の事業者にとってはやや重いシステムであり、維持費用も小さくありません。しかし、世の中では第三者認証の仕組みが求められるため、このために取り扱いやすいツール、環境マネジメントシステムが育ってきました。


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