"エコアクション21"普及活動について 認証・登録制度EA21の誕生
- EA21が生まれるまでの長い経過
- 認証・登録制度EA21の誕生
- 認証・登録数の推移の分析
- ビジネスモデルとして優れたEA21
- EA21システムの特徴・優位性
- 実践的な活動例
2.認証・登録制度EA21の誕生
ISO14001の普及は早かったが、システム構築に専門的な知識が必要、維持が難しい、とくに登録を維持する費用負担の重さ、実効性の点などから、中小 企業にとっては自ら取組むことを躊躇する動きが見えてきた。自治体においても同様に認証は取得したが、維持が難しいとして更新を取りやめるところも目立ち 始めた。
取組みやすいマネジメントシステムへの期待が高まるとともに、KES、エコステージなどのマネジメントシステムが立ち上がりはじめた。
EA21については、登録・認証システムへ移行することが決断され、IGES((財)地球環境戦略機関持続性センター)が中央事務局となって、04年から パイロット事業がスタートした。05年から本格的に制度がスタートし、3年を経て、登録件数はISO14001の立ち上がり時期と似たような経過の中で、 すでに2400件近く(4月末現在)の認証・登録に至っている。
表1 都道府県別認証登録数(上位10)
都道府県 |
審査人数 |
地域事務局 |
認証登録数 |
静岡県 |
36 |
3 |
299 |
東京都 |
98 |
3 |
217 |
大阪府 |
54 |
2 |
172 |
神奈川県 |
83 |
1 |
155 |
長野県 |
19 |
1 |
119 |
福岡県 |
22 |
3 |
101 |
石川県 |
9 |
1 |
96 |
熊本県 |
14 |
1 |
81 |
群馬県 |
9 |
1 |
81 |
愛知県 |
26 |
2 |
71 |
小計 |
370 |
18 |
1392 |
その他 |
379 |
29 |
972 |
合計 |
749 |
47 |
2369 |