"エコアクション21"普及活動について 実践的な活動例
6.実践的な活動例
6.1 EA21をうまく活用するために
「現場リーダースキルアップノート」でEA21
について4テーマ紹介記事を書いた。
①廃棄物をどう減らし、どう生かすか
発生抑制、再生利用、再利用、熱利用、適正処分の順で考え、現状把握、分別処理等により改善する。
②コンサルタント・審査人の活用
前記のとおり、審査人との関係の中で、自社の実態にあった対応を進めるチャンスである。
③法律遵守はどこまで意識し、実行するか
守るべき法律を抽出し、定期的に遵守していることを確認する。勇気を持って、行政等に相談するのが現実的である。
④環境活動レポートを公表する
環境活動レポートを作成し、公表する効果は大きい。負担と考えずにチャンスととらえて活用しよう。
6.2 自動車整備業でのエコ整備の取組み
自動車整備は全国各地で広範に事業活動が進められている。この中で、環境対策として自動車整備が平成20年からグリーン購入法の対象となった。リサイクル部品の利用とエンジン洗浄が環境対策として重要と位置づけられた。
自動車整備業のEA21認証取得はすでに100件をこえている。筆者は審査に関る中で、自分の車にエンジン洗浄をしてもらったが、燃費が10%程度改善したことを実感できた。
著者略歴
1964年3月 名古屋工業大学機械工学科卒業
1964年 4月 大阪ガス株式会社入社
ガス機器の開発、商品企画、エンジニアリングなどの業務を経て、環境部でエネルギー利用に伴う大気環境対策、環境アセスメントなどを担当
2000年3月 大阪ガスを退職し、㈱エコ・サポートを設立・開業。主にISOコンサルタント、審査員の他、企業の経営支援活動に係り現在に至る。
2004年4月 EA21審査人として登録。
現在、EA21審査人HG会会長